国産車を代表する最高峰モデル。
YAMAHA R1MとHONDA CBR1000 RR SP2。
ともに300万円を超える高級バイクです。この2台に新しくなったEVOTECブルーラインリチウムバッテリーを装着しました。
まずはR1M。
この車両に装着したのが、EV-120。
重量は455gでバッテリーの太さが38mmとかなりコンパクトサイズのバッテリー。
スペースが無い最近のスーパースポーツモデルには、スペースを生み出せるコンパクトサイズのバッテリーがうってつけです。純正の太さは約70mmです。おおよそ半分になります。
最近のバイクは純正バッテリーから、容量小さめのものを使う傾向があります。R1Mのバッテリーも、車格からしても決して容量の大きくないYTZ7Sが純正です。
EVOTEC EV-120は鉛容量7-9Ahバッテリー相当品です。
それではエンジンをかけてみましょう。
YAMAHAが誇る最高峰バイク。音もすべてGOODです。
取材協力
(有)オートショップ早知
東京都江戸川区南葛西4-2-2
web:https://www.autoshopsachi.com/
次はHONDA CBR1000RR SP2です。
このバイクには最初からリチウムバッテリーが装着されています。
ピストンまで軽量化されているぐらいですから、バッテリーの軽量化も抜け目ないですね!
車両が届き最初にクランキングしようとした際、エンジンがかからず、電圧を測定したら10Vを切っていたという事もありましたが、それからリチウム用充電器で充電後問題なく、純正リチウムバッテリーを使用されています。
ただ今回は、こちらの事情でリチウムバッテリーを交換させていただきました。
弊社のEV-240に交換です。
純正と比較すると、横幅がEVOTECの方が若干広く、高さが若干低いという感じです。
装着すると、少し横がきつい感じがしますが、ピッタリと装着完了です。
それではエンジンスタートです。
念の為に恒例になりつつある、暗電流測定を!!
エンジン停止状態が長く続いている環境下での測定です。
なんと0mAでした。
全く暗電流が無い状態です。
これはエンジンスタート後にエンジンを切った後の測定です。赤いHISS(イモビ)が開始した後の測定です。
7mAを測定しました。
このHISSは24時間後点灯は切れるらしいのですが、その後はどのような暗電流になるかは分かりませんが、あまり暗電流が発生しないようになっているように思います。
リチウムバッテリーには最適な環境のバイクなのかもしれません。
暗電流が少ない車両の場合は、リチウムバッテリーの特徴の自己放電の少ない事と、サルフェーションが無いという2つが相まって、とても長いバッテリーサイクルを提供できるかもしれません。
おまけに167gも軽量しておきました。
取材協力
セイジエンジニアリング
東京都江戸川区東葛西8-28-15
web:http://www.seiji-bike.com/