刀を磨く!!

GSX1100S KATANA備忘録

放置されていたGSX1100S KATANA!!ガソリンも腐り、ヒューエルラインの洗浄も必要なほど悪コンディションだが、春先に向けて再生計画が始まりました。

ガソリンの劣化がこれほど進めばバッテリーの劣化も進んでおり、完全にバッテリーは使い物にならない状態に・・・・・・・・

そこでこれを機にバッテリーを鉛からリチウムバッテリー変更です!!

今回のように長い間の放置期間があっても耐えうるように、自己放電の少ないリチウムバッテリーを選択したとの事です。

しかし、車両側に暗電流があってはリチウムバッテリーだって放電します。

そこで暗電流をカットするために、弊社のバイク用カットオフスイッチを同時に装着します。

あと心配なのは車両側のジェネレターの作動状況。充電電圧の確認が必要です。

アイドリング時14.1V前後、4000回転程で14.3V制御され個以上は上がらず!ジェネレターは完ぺきな仕事をしてくれています。

リチウム電池の適応電圧は13.5V以上14.6V未満となります。

このエアクリーナーボックスの下にバッテリーを装着するKATANA。

バッテリーへのアクセスは決して楽ではありません。

バッテリー交換を行うのもめんどくさいはずです。

そこで役に立つのが前述したバッテリーカットオフスイッチです。

取り付ける場所を決めて、大体のアース配線の長さを決めます。スタンダードモデルの40cmを選択(10、20、30、40cm選択可能)

フレームに括り付けてここに設置。シートも開けずにエアクリーナーボックスも取らずに、ダイヤルを回せばカットオフが簡単にできます。

このリチウムバッテリーとカットオフスイッチの組み合わせで、バッテリー上がりから解消されます!!

取材協力:BLAZE

エンジン始動不良原因と対策

このポルシェ911 カレラSはエンジン始動不良で入庫してきたらしい。

この依頼を受けたのは、埼玉県春日部市で主にフランス車の整備を行っている(有)アールエスウーノさんです。

フランス車だけでなく、その他輸入車の整備も数多く行っている。

そんなアールエスウーノさんに先日「エンジンの始動がとても悪く原因を究明したい」と依頼があったそうです。

バッテリーが弱っているのかなぁと思いきや、購入して1年半ぐらいとの事。

ただバッテリーの劣化はいろんな事が考えられるため、バッテリーをテスターで確認。

全くと言って問題ないバッテリー”とBOSCHの診断機のお墨付きが!

CCA、始動電圧、最低電圧全て確認しても問題なし、じゃ他に考えられる原因は?

このような始動不良は他の車での経験があるとアールエスウーノの社長さんが教えてくれた。シトロエンのC6という車にもこのようなエンジン始動不良が多いらしい。

このシトロエンC6とポルシェの共通点はと言うと………

エンジンとバッテリーの位置が離れているという事。

シトロエンC6:バッテリー位置(リア)/エンジン(フロント)

ポルシェ911カレラS(997):バッテリー位置(フロント)/エンジン(リア)

この共通点で考えられるエンジン始動不良の原因は、「アース不良」これがよくある原因らしいです。

車はボディーアースだ。ボディーを使って電気を流し、バッテリーのマイナスに電気が流れてくる。この流れが滞ると、電圧不良等によるバッテリーの充電不足や、エンジン始動不良につながってしまう。

そこでアールエスウーノさんでは、アースについては独自のノウハウをもって商品も開発されているが、それは今回割愛させて頂くがリチウムバッテリーも一役買ってくれるらしい……

これがフロント置かれているバッテリー。

2017年2月に購入されたものらしい。

この白い線で囲んだ配線が、フロントでバッテリーのマイナスからボディーに繋がれている配線。これだけです。

このオレンジのウエスが置かれている所に何かをするらしいです。

EVOTECのバイク用のバッテリーを使って……(EV-360)

EVOTECのバイク用カットオフスイッチを使って…….

放電も通常より早く進むと思われます。

フロントの鉛バッテリーはそのまま。小型リチウムバッテリーを追加するのです。

リアに小型のバイク用リチウムバッテリーを搭載し、電気の供給を後押しさせています。

これにより劇的にエンジン始動は様変わりしたと事です。

エンジン始動不良はアースが原因だったようです。このように、バッテリーとエンジンの距離が離れるとこのようなリスクが発生します。

これは、バッテリーを移設されている方にも同じようなことが言えます。

アースって本当に大事です。

因みに右の写真の白丸はカットオフスイッチです。

このシステムはフロントにある鉛バッテリーとリアに増設したバイク用リチウムバッテリーを並列で繋いでいます。

このシステムはシトロエンC6でずっとテストしており、全く問題なく使用できています。

しかし、並列で繋いでいるリスクはバッテリーの放電時に起きます。

このように容量の全然違うバッテリーを並列にしている場合。エンジンを止めているときにバッテリーは少なからず放電します。

その放電時間が長い場合、まず容量の小さいリチウムバッテリーが過放電します。過放電したリチウムバッテリーは壊れる可能性もあります。

また、過放電したリチウムバッテリーの影響で鉛バッテリーの

そこでこのバイク用カットオフスイッチを利用して、好きな便利な場所を選んでスイッチを装着。バッテリーの過放電を防ぎます。

取材協力(有)アールエスウーノ

http://rsuno.com/

EVOTEC バイク用新型リチウムバッテリー発売開始

よりコンパクトに。より安全に

バイク用は3種類を用意。

EV-120、EV-240、EV-360共に大幅なコンパクト化を実現。

先に登場したEV-600と同精度の高剛性ケースを採用。周辺温度の熱の影響も受けにくく、バッテリーの長寿命化に貢献。バッテリー自身の安全性も飛躍的に高まりました。

さらに防水・防塵の保護等級IP65を実現しました。(EV-120、EV-240、EV-360)

上記については特にハードなオフロード走行における故障リスクを大幅に低減します。

高出力セル+精密化、高性能化したBMSを搭載。

高出力を誇る、シリンドリカル・LiFePO4セルを引き続き採用。

通常バイク用で採用されている板型セルに比べより高いコールドクランキングアンペアを実現。

さらに内臓されているBMSも高性能化。

セル1列に対して1枚ずつ高精度BMSを装着。放電時、充電時でのセルバランスの精度を向上させました。常に安定した電力供給に貢献します。


EV-120

寸法 横幅×奥行×高さ(mm)110×38×85 重量:455g

容量:2.5Ah 鉛換算容量:7A

最大充電電圧:14.6V

クランキングアンペア:130A

小排気量車からミドルバイク向け。オフロードバイクに最適。1000ccまでのレーサー車両にも対応。(公道使用は管理が必要)

 希望小売価格 ¥15,800(税抜)


EV-240

寸法 横幅×奥行×高さ(mm)120×65×85 重量:870g

容量:5Ah 鉛換算容量:10-14A

最大充電電圧:14.6V

クランキングアンペア:260A

ミドルクラスから大型バイクまで幅広く対応。容量を確保しながらバッテリースペースの有効活用にも役立ちます。

 希望小売価格 \22,800(税抜)


EV-360

寸法 横幅×奥行×高さ(mm)120×80×105 重量:1280g

容量:7.5Ah 鉛換算容量:21-24A

最大充電電圧:14.6V

クランキングアンペア:390A

主に大型バイク向け。ビッグボアエンジンや電装品を多く使用している車両にはこちらが最適です。

 希望小売価格 ¥32,800(税抜)


EVOTEC NEWブルーライン

こちらのADDターミナルアダプターが付属します。(※EV-120、EV-240、EV-360に付属します。EV-600には付属しません。)

主に追加配線の接続に使用してください。

車両端子の加工無しで取付けることも可能ですが、金属部分との接触によるショート等の危険がありますので、アダプターの金属部分にはビニールテープ等で断電処理をお願いいたします。


ADDアダプター取付け画像。

端子の位置を合わせる場合は間にワッシャー等での調整が必要になります。

無理な力で締めこまないでください。

締め込み過ぎによる製品の破損については保証対象外となりますのでご注意ください。

※最近の車両にみられる、バッテリーを横置きして装着する車両向けのADDターミナル横付けステーをオプションで発売予定です。

今しばらくお待ちください。

※旧ブルーライン製品は在庫が無くなり次第販売終了となります。


取付け参考動画 YAMAHA YZF-R6

今後も取付け画像をEJブログやツイッターで紹介していきます。