SE12750を36Vエレキモーターに使用インプレノリーズプロスタッフ鶴岡さん 協力の元

  • 今回は36VエレキモーターにSE-12750を3台直列にしたインプレの報告です。
  • ノリーズプロスタッフ鶴岡さんが、嫌な顔一つせず!?協力してくださいました。
  • 1日中協力してくださった鶴岡さんには本当に感謝いたします。
  • まず、鶴岡さんもリチウムバッテリーを使用した事も無い為、恒例の重量チェックです。
  • 鶴岡さんはプライベート時は鉛バッテリーの105Ah、大会時は鉛バッテリー115Ahとの事です。
  • 両方とも24Kg程ある重量級のバッテリーです。これを3台(約72kg)設置するというのは、かなりの重労働なのか、初めてリチウムバッテリーの重さを体で感じた鶴岡さんはこんな感じでした。

鶴岡さんの特に右側の画像が、ブログを見て下さった方々から「ウソ臭い」とか「重そう」など言われないように、助っ人画像も入手しておきました。

鶴岡さんスミマセン!!

なんとも説得力のある。軽さが疑いもなく伝わってきます。今回のテスト使用する,SE-12750 弊社リチウムディープサイクルバッテリー(6.6Kg)です。

貸ボート屋さんの言わずと知れた、松屋さんの若旦那です。(鶴岡さん冗談です!!)

実は若旦那さんは、鶴岡さんが本当に助っ人依頼をされていたようで、初めてのリチウムバッテリーテストという事で、一抹の不安とエレキを酷使する事を考えてくれていて、止まった(バッテリーが終了)時の助け舟をお願いされていたようです。

コンディション

日時:10月5日(木)

場所:新利根川

天気:晴れ (風は無風から少し強くなりました。)

使用エレキ:モーターガイドX5 36V 105lbs 

エレキ使用バッテリー:EVOTEC SE-12750×3台 最初の電圧:36.97V

使用魚探:ハミングバード ONIX10 1台/ホンデックス TM5700C

魚探使用バッテリー:EVOTEC EV-12100×1台 

スタート時刻:6時45分

左がスタート時のエレキモーター全開時の使用電流値です。37V弱時点の電流値は39Aほどです。右が魚探2台使用時の使用電流値です。2.9A弱です。

そんなこんなで、スタートしてからどれくらいたったでしょうか?

電圧やら電流の測定をしていたら、鶴岡さんバスをゲット!!です。

初心者の仲間内にも入れないドシロウトの私は大きさにビックリ!!

鶴岡さんは満足してない様子です。

経過時間と電圧

1時間経過:35.77V 2時間経過:35.60V 3時間経過:35.17V 4時間経過:34.77V

電圧を細目に測定し、私たちの釣行はというと……..

セブンイレブンを過ぎ…→ 圏央道も過ぎ…→ 青い鉄橋なようなところまで

鶴岡さんもこれでもか!!という具合に次々にバスをゲット!???

すみません。誇大表現となってしまいました。皆様のご想像にお任せします。

バッテリーの方は順調で、鶴岡さんにはエレキが壊れない程度に、何度も全開にして頂き、また距離も来たことが無いほどの奥地まで来て頂きました。

バッテリーの方も電圧はまだまだ残っている状態。エレキの電流を測定していると、気が付いたことが・・・・・。このエレキ省エネです。

エレキの使用段階別電流値

ボリューム1:0.7A

ボリューム3:6A

ボリューム6:18A

とボリューム別の使用電流が大きく違う。

鶴岡さんに聞くと1年半前ぐらいに購入との事。私が今まで測定してきたエレキは、これよりも前の製造されたもので、使用電流が大きくちがう。バッテリーがもつかどうかは、使用エレキの新旧にも左右されるようですね。

1時間経過:34.67V 2時間経過:33.79V 3時間経過:33.32V 4時間経過:32.74V

鶴岡さんが「なんかバッテリーが弱くなる事を想像していたので、なんか残念です!!」と驚愕の一言。終盤にかかり「エレキ全開にしてみます」とバッテリーに挑戦すべく、エレキ全開モードに!!

9時間経過時15:45 32.50Vになっっとき、泣きの最後の全開と鶴岡さんがバッテリーに最後の挑戦を挑みました。この時の全開時の電流値は33.2Aでした。

電圧:最初 36.97V 9時間経過32.50V 4.47V低下

電流(全開値):最初39A 9時間経過33A 6A低下

9時間経過後の電圧と電流の測定値です。

鶴岡さんの最後の全開走行を終了し、16:15に釣行は終了しました。

最後の電圧は32.07Vです。バッテリー1個の残電圧は約10.7Vです。これですと鶴岡さんのエレキの場合は、ボリューム6(18A)の使用電流値でおおよそ約2時間程の走行が可能な残電圧値です。ボリューム3(6A)であれば6時間程走行可能かもしれません。

魚探のリチウムバッテリーも完走です。

最初13.7V 終了時12.4V でした。

やはり最新エレキは省エネです。

鶴岡さんに感想を頂きました。

もちろん持った時の感想は、「びっくりの一言」腰がやられる心配は無くなる!!と思いました。使用時の感想は「タレ感がほとんど無い!!」「トップスピードも時間経過によって落ちた体感は無かった」。12フィートの船で大人二人の釣行でこのような体感ならば、全然使えると感じました。

しかし、軽い事による船のセッティングに少し不安がある。バッテリーが3つで約52kg軽くなり、船の後ろにバッテリーを積んでいるが、船の鼻先が前のめりになり、バランスが悪くなるのではないか?

上記のような感想を頂きました。

私も大変勉強になりました。

エレキを酷使してくださり、また1日中お時間を頂いた鶴岡様ありがとうございました。

EVOTEC リチウムディープサイクルバッテリー SE-12750 インプレ報告 福島県小野川湖

9月20日に発売を開始致した、弊社のリチウムディープサイクルバッテリー SE-12750ですが、もうすぐに使用実績の報告が届きましたので、報告させて頂きます。

■ニックネーム:アキさん

アキさんは何と言ってもバッテリーの重量を軽くしたい!!!という一心で、EVOTECリチウムディープサイクルを購入。

まず購入し、届いた時の感想は・・・・・・

現物を見た最初の印象は、見た目が綺麗でかっこいい。手に取ると「軽い!」

これは驚きの軽さ。思わず笑ってしまいました。今まで使用していたバッテリーが異常に重かったせいか、腰痛もちの私にとって、まさにありがたい軽さでした。

アキさんは湖上に出る前に、多少の不安を解消するために、バッテリー作動テストを行ったとの事でした。テストは上記のエレキモーターを2速固定自動運転と魚探ハミンバード898CHDを繋ぎっぱなしで、8時間程動かしたとの事です。

テスト開始

7:35 11.9V  9:30 11.6V  11:30 11.3V  13:30 11.1V  15:30 10.7V

テスト終了  8時間のテスト 電圧の降下約2.2V その後の充電時間4時間ほどで満充電

■日時:2017/09/29(金)

■場所:福島県小野川湖

■コンディション:晴れ 無風→強風(6.8m)

■使用ボート:10F レンタルボート

■使用エレキモーター:ミンコタ 36lb 12V

■魚探:ハミンバード898CHD

■ボート搭乗者:大人 1人

■今までの使用バッテリー:ボイジャーMF27 105Ah

スタート前

とにかく寒いです。本日のルートですが画像右側に見える山の方向へ進み、ショアラインに沿って湖の中央まで釣り下がって行きます。途中、岬、小島回り、ブレイク、ハンプ、ディープフラットを釣りまくります。帰着は夕方4時頃を予定しています。

バッテリーは、今まで使用している鉛バッテリーのボイジャー MF27 105Ahを予備のバッテリーとして搭載。エレキモーターと魚探を設置して、リチウムバッテリーに繋いで準備終了。

ロッドは合計6本。

それではスタートです。スタート時刻6:17です。

電圧は11.9V

スタートして風景を楽しみながら、バスを数匹ゲットふと時計を気にしてみると4時間程経過しています。電圧は11.2Vです。

今回の釣行ではリチウムバッテリーの限界点を知りたく、あえてエレキモーターが動かなくなるまで酷使する事を前提に、鉛バッテリーも搭載しましたが使う事はなさそうです。

スタートから6時間後、このあたらりから急に風が強くなってきました。電圧は10.5Vとまだまだ余裕はありますが、復路に向かう事にしました。

うねりも酷くなり、約8時間の釣行で終了しました。時間は14:19。

予備の鉛バッテリーは全く使用せず終了となりました。

電圧は10.3V。まだまだ余裕を残しての終了となりました。

電圧変化

スタート:11.9V  2時間後:11.6V  4時間後:11.2V  

6時間後:10.5V  8時間後:10.3V

リチウムバッテリーの感想

SE12750の使用感ですが、体感上、モーターの回転出力の低下や接続コードが熱くなるなどの不具合はありませんでした。なので使用中は不安を感じることはありませんでした。スタートから8時間を過ぎたあとも安定してモーターは回り続けました。経験上、あの時間のあの強風では普通、自分のエレキでは4速に入れないと流されてしまいますが、3速で制御出来ましたので、いい感じで安定していると感じました。

あと、購入を決めた最大の理由は何といってもSE12750の軽さなんです。私にとっては朝のバッテリーの積込作業は、かなりの重労働。さらに帰着後の積降ろし作業(降ろすというよりも、むしろ船から上げますが)これでかなりくたくたになります。これが解消されたことは、何よりもうれしいことです。

バスボート リチウムバッテリー化計画 スターターバッテリー搭載編

月の初旬に、弊社のリチウムディープサイクルバッテリー SE-12750をバスボートに搭載して、テストを開始した事をブログで紹介させて頂きました。

想像していたよりもお問い合わせ頂き、ありがとうございます。

そのお問い合わせの中で、スターターバッテリーのこのようなお問い合わせが多く頂きました。「リチウムバッテリーをスターターバッテリーで使用できますか?」

「正直、分りません。」という解答をさせて頂きました。

バスボートのスターターバッテリーの役割は、車のスターターバッテリーとは違い、幾つかの役割を補っています。

1)エンジンをスタートさせる事。

2)魚探探知機を動かす事。

3)ライブウェルポンプを作動させる事。

上記の1)は問題ないとしても、エンジンを停止(バッテリーに充電されない環境下)させている状態で使用される、魚探とライブウェルポンプをどの位の時間作動させれるのか!?また、作動させられても、再度エンジンを始動できるのか!? さて検証です!!

使用船艇

ギャンブラーボート

マーキュリー 3000cc 2サイクル

使用エレキ

モーターガイド 24V

Tour 82 LBS THRUST

使用バッテリー

エレキ用 EVOTEC SE-12750 2台

スターター用 EVOTEC EV-1260 1台

*O様ご協力のもとで測定させて頂いています。いつも有難うございます。

19kgのドライバッテリーから、4.1kgリチウムバッテリー EVOTEC EV-1260に交換です。

約15kgの減量です。

スターターバッテリーのプラス側に、魚探やポンプの配線を装着。ちなみにマイナスに付いている黒い物は、弊社のバッテリーカットスイッチのCUT BOXです。本体は純銅で制作されていて、高い電流値でも耐える事ができ、接点不良を回避できる商品です。バイク用と販売していますが、改良し装着しました。

またエレキモーターは、今回も弊社リチウムディープサイクルバッテリー SE12750搭載です。

これでも37kgほど減量です。

これで、バッテリーの全てをリチウム化した事で、50kgほどの減量です。成人の女性一人を降ろしてしまった!!!というのと同じぐらいの重さでしょうか!?・・・・・・

4:40スタートから15:40終了の11時間の内、エンジンを始動していない時間は、9時間弱でした。その9時間ほどの時間は、エレキモーターで移動し、魚探と10分程周期で作動するライブウェルポンプは、スターターバッテリーで作動させています。

バッテリーの最初の電圧は、13.3Vです。前日まで車に装着されていたものを使用。特に前日に充電したり準備はしていません。これが、最低電圧12.84V(ライブエル作動時12.74V)まで下降しました。

*ちなみに上記表で示している赤い線は、リチウムスターターバッテリーの充電電圧許容範囲です。この範囲以内の充電電圧でないと使用できません。通常のオルタネータは、この充電範囲内です。

リチウムバッテリーでの12.84Vの場合は、約70%の深電が進んでいる状態ですので、多くの電気が残っているとは言えません。

しかし、エンジンの始動は問題ありませんでしたし、最後の1時間ばかりのエンジンでのツーリングを含めた帰路で、バスボートのオルタネーターからの充電で、急速にリチウムバッテリーに蓄電された事も確認できます。

弊社のリチウムスターターバッテリー EV-1260は、決して容量が特別大きなバッテリーではございません。しかし、上記のデーター通り3000ccまでのエンジンで、スターターバッテリーからの電気使用(エンジンが停止している時)が、上記よりも多くない場合は、ご使用頂けると思います。

しかし、より大きいエンジン使用の場合や、より多くの電気を消費する高画質の魚探や、より多くの電気製品をご使用の場合は、EV-1260よりも大きい容量のEV-12100をお勧めします。

また、リチウムバッテリーのセールスポイントの一つに、自己放電が少ないというメリットがございます。不使用時に弊社商品CUTBOXのような、バッテリーカットオフスイッチを使用し、バッテリーを保管していれば、電圧の低下は防げます。鉛バッテリーやドライバッテリーと比較すると自己放電率は1/7になります。

軽く・自己放電が少なく・より多くの充放電サイクルを有するリチウムバッテリーをスターターバッテリーに選択するのも”有り”だと思います。

また、エレキモーター用のリチウムディープサイクルの方は、前回から専用充電器で1個/5時間程の充電(2個で10時間)して今回も24.59Vで搭載。

11時間経過後、再度充電確認したところ、21.6Vでした。まだまだ使用できる電圧でした。

ディープサイクル SE12750の実践テスト開始

EVOTECリチウムバッテリーシリーズにディープサイクルバッテリーが登場!!

と言ってもテストを開始します。

弊社は、車やバイクのスターターバッテリーのリチウム化に力を注いできましたが、ディープサイクルバッテリーのお問い合わせをたくさんいただきました。

バス釣り愛好家の方々が使用するエレキモーター。この方々からのお話はかなり多く、弊社のスターターバッテリーの車用で試しに使用してみました。

思った以上に長い時間使用は出来ましたが、一日中残量を気にせずに使用できるかは不安を残す結果になったことから、ディープサイクルバッテリーを制作する事を開始しました。

しかし、問題点があります。単純ですが容量を上げるとコストがかかります。

リチウムスターターバッテリーは、車両からの発電される電力を回収する作業もある為、リチウム電池の性能や、バッテリー内の各電池の状況を見守る基盤などにコストがかかります。

そのバッテリーから容量を増やすと、ものすごく高いバッテリーとなってしまうわけです。

そこで、このSE-12750は、リチウム電池の正極材をスターターバッテリーから変更しました。

スターターバッテリーでは、LiFePO4というものでしたが、SE-12750では、Li(NiCoMn)O2という正極材を使用し製作しました。充電電圧も12.6Vで、スターターリチウムバッテリーとは大きな電圧差がございます。容量は75Ahです。

これにより、車両の発電機のように充電電圧が定まらないものには接続し、充電をする事は出来ないバッテリーとなっています。

専用充電器による充電、もしくはチャージコントローラーを付けて、充電電圧をあわせて使用頂く方法でご使用いただくしかございません。

しかし、この正極材Li(NiCoMn)O2は、日本の自動車メーカーや電気メーカーが採用している正極材です。この正極材は三元系と言われ、コバルト酸リチウムのコバルト一部を、マンガン、ニッケルの3材料を使用することで安全性を高めたものになっています。

ちょっとテストをいろいろしてみます。