オルタネーター時代は終わった⁉DC-DC制御車という新常識

———————————-充電方式の進化が、バッテリー選びを変える—————————-

VOLVO XC60 2023 PHEV T6にEVOTECリチウムバッテリーを搭載。

最近の車は、昔と同じように充電していません。

「エンジンが回れば14.4Vで充電される」
そんな常識は、すでに過去のものになりつつあります。

ハイブリッド車やPHEV、EVの普及により、
車の充電方式は オルタネーター中心からDC-DC制御へ 移行しています。

では、なぜDC-DC方式が増えているのでしょうか。

なぜDC-DC制御が増えたのか⁉

1. 燃費規制の強化

エンジンで発電するオルタネーターは、常にエンジンへ負荷をかけます。
燃費・CO₂規制が厳しくなる中、1%の効率改善が重要になりました。

DC-DC方式なら、
必要な時だけ発電し、無駄なエネルギー消費を抑えられます。

2. 回生エネルギーの活用

ハイブリッドやEVでは、減速時に発電した電力を高電圧バッテリーへ蓄えます。

その電力をDC-DCで12Vに変換すればよく、
エンジン直結の発電機は不要になります。

3. エンジンが止まる時間が増えた

アイドリングストップ、EV走行、モーター主体走行。

エンジンが止まる車に、
エンジン依存の発電方式は合理的ではありません。

*電動化された多くの車両で採用。Tesla Model3採用。日本車でも、Toyota Prius、Toyota RAV4 PHV、Nissan Leaf、Mitsubishi Outlander PHEVが採用している。

DC-DC制御車の電圧挙動

DC-DC制御車では、

  • 12.3V
  • 13.0V
  • 14.8V

のように電圧が状況に応じて変化します。

常時14.4Vで満充電されるわけではありません。

これは燃費優先のSOC制御です。

つまり、

バッテリーは「常に満充電されない」前提になっている

ここが大きなポイントです。

バッテリーに何が求められるのか!!

従来は

  • 容量
  • CCA
  • 満充電前提設計

が基準でした。

しかしDC-DC制御車では、

  • 短時間での受電性能
  • 電圧変動への追従性
  • 低内部抵抗(低DCR)

がより重要になります。

なぜなら、

電圧が上がった瞬間にどれだけ電流を受け取れるか
が性能差になるからです。

重量は16.2kg減量。

1年2か月ほどのVOLVO純正AGMバッテリーの健康状態                   65%(-35%) CCA実測:690A(表記850A)                     やはり、充電されにくいシステムはバッテリー劣化のスピード早い。

EVOTECという選択!!

TECという選択肢!!

EVOTECリチウムバッテリーは、
低DCR設計を重視しています。

内部抵抗が低いということは、

  • 瞬時受電に強い
  • 電圧降下が少ない
  • 電装安定性が高い

という特性につながります。

DC-DC制御が主流になりつつある今、
低DCRという設計思想は、一つの有効な選択肢になり得ます。

もちろん、車種との適合や制御との相性は重要です。

しかし、

充電方式が変われば、
バッテリー選びの基準も変わる。

それは間違いありません。

種類​DCR目安​
鉛バッテリー(一般)​5~10mΩ​
鉛バッテリー(高CCAタイプ)​3~5mΩ​
リチウムバッテリー(一般)​8~15mΩ​
リチウムバッテリー(高出力設計)​3~5mΩ​
リチウムバッテリー(クランキング用に特化)​2~4mΩ​
EVOTECリチウムバッテリー​1.1±0.1Ω
*電池のみDCR値(BMSのDCR値が含まれていません