EVOTEC新型LiFePO4 24VバッテリーBMSを個々に調整と確認。無限並列可能という機能は、よくある4台まで並列可能と言っている並列可能とは異なる。台数を限定する並列可能は、個々のバッテリー毎の充電が必要で、異なる容量のバッテリーは並列出来ず、また、新旧のバッテリーも並列出来ない。EVOTEC無限並列可能機能は、並列のまま充電可能で、容量違い、新旧異なるバッテリーも並列可能です!

EVOTEC新型LiFePO4 24VバッテリーBMSを個々に調整と確認。無限並列可能という機能は、よくある4台まで並列可能と言っている並列可能とは異なる。台数を限定する並列可能は、個々のバッテリー毎の充電が必要で、異なる容量のバッテリーは並列出来ず、また、新旧のバッテリーも並列出来ない。EVOTEC無限並列可能機能は、並列のまま充電可能で、容量違い、新旧異なるバッテリーも並列可能です!

EVOTEC 新バッテリー 発売開始

弊社では、ディープサイクルバッテリーに使用する電池は主にNMC(三元素)電池を採用してきました。しかし、昨今の情勢からLifePO4(リン酸鉄)の電池価格下落がすさまじく、価格差が大きくなってきました。

出典:ブルームバーグNEF

上記の記事にあるように、LiFePO4(リン酸鉄)の技術元の中国はEV市場の成長の鈍化に加え、過剰生産の影響で価格の下落が起こっているようです。

どんな電池を採用するか!? LiFePO4(リン酸鉄)種類

そこで、弊社ではその価格が下がっているリン酸鉄を採用して、新たなディープサイクルバッテリーを作りました。リン酸鉄リチウム電池は、体積エネルギーが大きくない為、グループ31サイズのケースにバッテリーを収めようとしても、大きな電力を確保できませんでした。36Vで容量を計算しても、40Ahぐらいのバッテリーとなってしまいます。しかし、リン酸鉄電池の中でもエネルギーの大きな電池を採用する事で、36V60Ahのバッテリーをグループ31のケースに収める事が出来ました。

メリットデメリット
パウチ型電池軽量
隙間なく配置できる(省スペース)
膨張リスクが高い
大電流の耐久性が低い
円筒型電池高い耐久性
熱に対する安定性が高い
重量が重い
大きいスペースが必要
角型電池隙間なく配置できる(省スペース)
組電池の設計が容易
放熱性が低い

パウチ型の電池の採用は避けたいという考えが当初からありました。パウチ型のセルはある程度の電力を必要とする電源に利用するには向いません。そこで、この3種類のバッテリーは、円筒型電池と角型電池を採用する事にしました。

新技術の投入

1,新機能「ParaScope」について

この監視機能は、例えば並列使用を続けてバッテリー電圧に高低差が発生し、バッテリー間で強制充電が開始され、故障する可能性ございます。そこで、電流値をBMSが察知し、5Aの電流値に制限します。この制限を3分間維持し、その後解除しますが、まだ大きな電流値が確認される場合は、さらに3分間の制限を維持し、電流値の制限を繰り返し、バッテリー間の電圧バランスを整えます。この機能により、同マテリアルの同電圧バッテリーであれば容量が異なるバッテリーも並列で使用できるようになります。また、並列で使用していたバッテリーの内1個が故障し、新たなバッテリーに交換する際、通常は新旧のバッテリーを並列で使用頂く事は出来ませんが、その新旧バッテリーの並列使用も可能となります。

2,新機能「VoltScope」について

正極材のマテリアルによって制御開始電圧は異なりますが、規定の電圧時にバッテリーブロック間の電圧高低差「50mv」を超えた時、強制的にブロック間電圧の調整を自動で行います。最大で2Aの電流値で調整します。この機能で、ブロック毎のバッテリー電圧が細かくチェックされ、電圧補正を行う事でバッテリー寿命が数段長くなります。

伊藤 巧プロのアメリカバスマスターエリート使用バッテリーに採用!!

伊藤 巧プロがアメリカで戦ってきたこの数年。バッテリーについてもいくつかのトラブルを抱えて戦った来たようです。EVOTECのバッテリーはアメリカでの活動の中で制限が有ったことなどで、使用する事は無かったのですが、来期シーズンからアメリカでもEVOTECのバッテリーを採用する事になりました。伊藤プロの最大のバッテリー問題点はエレキのバッテリー容量不足という事です。その為、リチウムバッテリー60Ah×2個を並列にして使用してきたのですが、1年で壊れてしまうそうです。

リチウムバッテリー並列使用の難しさ!!

昨今リチウムバッテリーの並列使用可能とうたっているバッテリーが出てきました。しかし、よく説明書を読み込むと、数制限は元より、充電は並列のままでは無く、個々で必ず行う事等の注意事項が明記してあります。それは、伊藤プロと一緒で必ず壊れてしまうからです。リチウムバッテリーを並列のまま充放電を繰り返すと、電圧のアンバランスを生み出します。電圧の高いバッテリーが低いバッテリーに電流を強制的に流し込んでしまいます。その影響で基板が熱傷して壊れます。また、その他のリスクも発生する可能性があります。伊藤プロもアメリカで経験した並列使用の難しさを知っているからこそ、それを回避できる新しいEVOTECバッテリーの新機能にメリット感じ、採用する選択を選んでくれたようです。

新EVOTECバッテリー発売開始

新バッテリー 仕様・価格

*2025/09時点の商品ラインナップとなります。仕様・価格等は通知なく変更される場合がございます。

*現在、IEC62619の取得申請(電池・組電池)を行っております。規格取得後、船検対応取得となります

*並列で使用される場合は、同じマテリアル、同電圧のバッテリーとなります。同電圧で容量違いのバッテリーは並列でご使用頂けます。各モデル PVS品番のみが並列対応です。

*価格には充電器は含まれていません。

新バッテリー販売開始キャンペーン

開催期間:2025/09/20~2025/10/31

*商品の発送は9月末頃からとなります。

*数量が無くなり次第終了となります。

対象商品:新EVOTEC  LiFePO4バッテリー

ELF-3660-PVS/ELF-3660/ELF-2460-PVS/ELF-2460/ELF-12210-PVS/ELF-12210

詳細:上記期間内(予定数量に達した場合は期間を短縮します。)に対象商品をご購入の方に充電器をプレゼントいたします。

(例)

*対象バッテリー1個ご購入の場合→純正充電器1個プレゼント

*対象バッテリーを2個ご購入の場合→ご希望の場合は、マルチチャジャー(36V、24V)を1台プレゼント、もしくは純正充電器2台をプレゼント

新バッテリー搭載される機能 無限並列接続仕様

リチウムバッテリー並列使用の危険性!!

リチウムバッテリーを並列にして使用するリスクについてお話しします。バッテリーを並列に使用する場合の危険性、安全に使用する場合のポイントについて説明します。

1,電圧の不均衡による影響

並列状態で充放電を行うと、それぞれのバッテリー電圧不均衡が発生します。この電圧不均衡が発生すると、電圧が高いバッテリーから低いバッテリーへと電流を流し、電圧を等しくしようと作用が発生します。この作用により、急速な電流が流れる事による熱が発生します。この熱により、バッテリー基板のBMSを過熱損傷を与えたり、電池への負荷で電池の性能を著しく低下させる可能性があります。

2,容量不均衡による影響

例えば、同じ電圧であっても異なる容量のバッテリーを並列して使用した場合にも、電圧不均衡と同じような影響が発生します。容量の小さい方のバッテリーは、容量の大きいバッテリーよりも、電圧降下するスピードが速く、そのような場合はバッテリー内セルの内部抵抗が早く高くなり、バッテリーのパフォーマンスを早期に落としてしまいます。

3,内部抵抗が不一致の影響

上記の電圧、容量の不均衡による影響を受け、内部抵抗の不均衡の電池を使用続けた場合、充電中や放電中による熱により、リチウム電池が過熱され、エネルギー放出を制御できなくなり、火災に繋がる可能性があります。

4,並列仕様で使用したバッテリーは、個別交換出来ない。交換は全交換

例えば2個のリチウムバッテリーを並列で使用し、1個のバッテリーが壊れた場合、壊れたバッテリー1個を交換してもダメです。2個とも交換しなければなりません。何故かと言うと、1個だけ新しいバッテリーにしても、上記のような、電圧、容量、内部抵抗が異なります。1個だけ交換しても直ぐにバッテリーが壊れてしまいます。

EVOTECバッテリーが考えるリチウムバッテリーの並列仕様

弊社では、リチウムバッテリーをボートで使用する場合、限られたバッテリーケース寸法を考慮した時、体積エネルギーの小さい「LiFePO4」では、満足のいく容量が確保できない事、リチウムバッテリーの並列使用の危険性から、「NMC」三元素電池を採用してきました。制限の有るケース寸法でも最大限の容量を確保でき、また、軽さもという大きなメリットあります。

また、一方でLiFePO4というマテリアルのメリットがここへ来て注目されています。それは「価格」です。LiFePO4という正極材のマテリアルは中国の技術で多くの電池が生産されています。中国の国策とも言える大量生産から電気自動車にも投入されてきたLiFePo4電池ですが、ここに来て需要の低迷やトランプ関税の影響で、大幅にLiFePO4電池の価格低下が顕著になってきました。

そこで、弊社でもLiFePO4を使用したディープサイクルバッテリーの開発に着手しました。しかし、体積エネルギーが小さい為のデメリット、容量小さくなる事、重量が重くなることは、ある程度妥協したとしても、並列使用の安全性を確保する事に注力し、より大きな電力使用を想定するディープサイクルバッテリーには並列仕様が必須と考えてきました。

安全な並列使用を可能にする無限並列仕様対応BMSの開発

無限並列仕様BMSとは

無限に並列接続を可能にする為には、前述した並列使用したバッテリーの影響を考慮し、その影響を排除しなければいけません。そこで、弊社で開発した無限並列仕様BMSには大きな特徴が2つあります。

1,並列を監視する「Para Scoop」

この監視機能は、例えば並列使用を続けてバッテリー電圧に高低差が発生し、バッテリー間で勝手に充電が開始された時、大きな電流値をBMSが察知し、5Aの電流値に制限します。この制限を3分間維持し、その後解除しますが、まだ大きな電流値が確認される場合は、さらに3分間の制限を維持し、電流値の制限を繰り返し、バッテリー間の電圧バランスを整えます。

2,個々のバッテリーブロック電圧を監視する「Volt Scoop」

正極材のマテリアルによって制御開始電圧は異なりますが、規定の電圧時にバッテリーブロック間の電圧高低差「50mv」を超えた時、強制的にブロック間電圧の調整を自動で行います。最大で2Aの電流値で調整します。

2つの機能がもたらすメリットは!?

この無限並列を可能にするBMSを装着すると次のようなメリットがあります。

1,異なる容量のバッテリー並列使用が可能となる。例えば、36V60Ah+36V40Ahの並列使用が可能となります。(電圧と正極材マテリアルは同一が前提)

2,新旧のバッテリーを混ぜて並列使用が出来る。(電圧と正極材マテリアルは同一が前提)

3,一部他メーカーバッテリーでも並列可能とするバッテリーがありますが、台数制限と並列バッテリーの組み合わせを期間を設けて交換する(川下と川上)注意事項が設けられています。そのような事は心配せずご使用頂けます。

今後のEVOTECディープサイクルバッテリーの方向性

弊社では、今まで通り「軽さと大容量」のメリットを享受できるNMCバッテリーと、並列仕様可能BMS搭載で、使用幅が広がる価格メリットのある新開発のLiFePo4バッテリーで展開してまいります。今後も新機能を搭載したEVOTECバッテリーを案内していきます。

夏季休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。
弊社では、誠に勝手ながら下記日程を夏季休業とさせていただきます。

■夏季休業日                                      2025年8月9日(土)~8月17日(日)

休業中に受注頂いた商品、またお問合せについては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。
皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

香港でEVOTECバッテリー発売を開始します。

EVOTECバッテリーが海を渡る事になりました。香港の船用クランキングバッテリーとして開発を依頼され、発売を開始します。

クランキングバッテリーという事でLiFePO4を選択しました。クランキングバッテリーの場合、現在ではリチウム電池はLiFePO4以外は使用できません。オルタネーターからの充電電圧がLiFePO4でないと合わないからです。12V81Ahのクランキングバッテリーの生産を開始しました。

1500Aの瞬時大電流をサポートする電池を採用。同じLiFePO4でも、瞬時大電流対応出来る電池と大電流に対応出来ない電池があります。その選択を間違えるとバッテリー劣化を早く向かえてしまいます。

荒狂う海の揺れに対応する為にバッテリーケース内に電池接地アダプターを設置。

オルタネーター(発電機)からリチウムバッテリーへの給電の相性は?

リチウムバッテリーの充電方式はCCCV方式がベストとされています。CCCV方式とは、最初に一定の電流で充電を行い、一定の電圧に到達した後は、電圧を一定にして電流値を落としていく充電方法です。

リチウムバッテリーの充電は電圧に対して厳しく制限を設けています。CCCV式では電圧を一定する制限がありますが、オルタネーター(発電機)側は、その発電状況によって電圧が異なってきます。高い電圧が発していれば過充電、低い電圧に留まっているならば、充電不良となり、リチウムバッテリーの性能を低下させる恐れがあります。

このBMSは、オルタネーター(発電機)側の発電電圧を調整し、リチウムバッテリーへの充電をサポートする仕様となっています。

弊社ゴールデンウィーク休業のご案内

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。
弊社では、誠に勝手ながら、下記日程をゴールデンウィークの休業日とさせていただきます。

■ゴールデンウィーク休業期間
2024年05月02日(金) ~ 05月06日(火)

休業中に受注頂いた商品、またお問合せについては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。
皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます

東京ドーム新アトラクションでEVOTECバッテリー採用

東京ドームに併設されている、東京ドームシティアトラクションズのアミューズメント施設に新たに追加される新アトラクション「ZOOターボ!ZOOカート!」にEVOTECバッテリーが採用されました!!

採用にあたっては、以前からテストもかねて5年ほど前から別のアトラクションに採用していました。その期間トラブルが無かった事が今回、新たなアトラクションへの採用への布石となりました。EVOTEC採用前に使用していた鉛バッテリーや、別会社のリチウムバッテリーは、1日稼働できずに止まってしまったり、原因不明のバッテリー故障に悩まされていたとの事です。

また、鉛バッテリーと比べて重量が少なくなったことで、乗り物自体への負荷が減り、タイヤやフレームへの負担が少なくなり、部品の寿命期間が長くなると、採用のきっかけをお話しして頂きました。

要望に合わせてカスタムセットした並列仕様バッテリー

400Wのモーターを採用しているバッテリーカー。一日止まらず動き続ける事が必要で、2160Wのバッテリーを2個並列にしての使用との事で、並列使用にカスタムセットしました。バッテリー内に内蔵されるBMSを並列仕様(放電時の2つのバッテリーバランスを監視する)に変更、また、充電システムも一工夫してあります。

並列仕様の充電の場合は、並列されたバッテリーをバランス良く充電する事が難しく、バッテリーの故障に繋がります。この場合、車体の電源(ブレーカー)を落とすと並列に繋がれている配線がリレーで解除されて、それぞれのバッテリーに充電されるという仕組みになっています。

リチウムバッテリーを安全に使用する為に!!求められる条件に安全性を熟慮してご提案!!

今回、リチウムバッテリーを使用する為のカスタマイズは、バッテリーの並列仕様とそれに合わせた充電システムです。リチウムバッテリーには鉛バッテリーとは異なる特性があります。リチウムバッテリーを安全にご使用頂くには、リチウムバッテリーの特性を考慮しなければいけません。リチウムバッテリーは簡単に並列使用は出来ません。並列仕様のBMSや充電システムが必要です。弊社では使用環境に合わせて、リチウムバッテリーのカスタマイズも対応致します。

EVOTECダイレクトショップ リニューアル

EVOTECダイレクトショップにてポイント付与を開始します。ランクによって還元率が異なるシステムです。3つのランク設定で、付与されたポイントは永久不滅ポイントとなります。

  レギュラー  スペシャル  プレミアム
  ご購入金額~¥99,999¥100,000~¥499,999¥500,000~
 ポイント還元率    5%    7%    10%
*消費税に対してのポイントは付与されません。
*ランク判定については、毎月1日0:00となります。
*ポイントは永久不滅ポイントです。

ダイレクトショップにはカスタムバッテリーも登場!!

低電圧24Vバッテリー 24V70Ahバッテリーで10.5Kg(Bluetooth付き)

最大電圧を低く設定したバッテリー。この電圧設定は依頼を受けて作成しましたが、ガーミンフォースを24Vで使用する場合、通常の電圧ですと36Vバッテリーと認識されてしまい、低電圧エラーが出てしまいます。そこで、電圧を低くし、ガーミンフォースに対応出来るように作っています。その他のエレキにも使用できます。電圧が低い場合は、速度が遅くなります。その分重量が軽くなります。限定販売となります。

CATEGORY カスタムバッテリー | エヴォテック オフィシャルダイレクトショップ