IEC62619とは
IEC(International Electrotechnical Commissionの略)は国際電気標準会議の事を示します。電化製品の規格や測定方法を定める機関で、全世界で60か国弱が参加しています。
産業用リチウム蓄電池の安全性と流通の合理化を見据え設定された国際基準。この規格取得により多くの産業用蓄電池利用を可能としますが、弊社では移動体用途を目的で取得しました。移動体用途とは、フォークリフト、ゴルフカート、無人搬送車、鉄道、船舶搭載に利用可能の蓄電池を輸出も踏まえての行動です。
IEC62619主なテスト項目
日本ではリチウム蓄電池搭載の小型船舶は船検が受からない!!
現在日本ではリチウム蓄電池搭載小型船舶は船検が受からない状態です。小型船舶よりあまた多くの車検を受けるであろう自動車や2輪車では、リチウムバッテリー搭載が主流になってきています。それは、多くの電動化された部品や、高い電圧を必要とする機器搭載が増えた事が起因ですが、それは小型船舶でも変わらないはず・・・・・・。パワーが大きくなるエレキモーターや綺麗な画像の魚探など、どれも電力が大きくなっている事で稼働を可能としているのです。
IEC62619取得しても小型船舶 船検合格は不明・・・・・
小型船舶協会が定めている規定に、IEC62619取得が義務図けられていますが、この規格を取得した弊社リチウムバッテリーを搭載した小型船舶でも、船検は現時点ではまだ受かりません。何故か!?弊社では小型船舶協会様にお伺いしました。それは前例が無いからだそうです。日本では小型船舶にリチウムバッテリー搭載艇の船検に合格を与えたことが無く、どのように対応するかは手探り状態ではと感じる内容でした。しかし、安全に運用をする大前提の趣旨がありますから、それも納得します。しかし、前述したように船舶に使用する電気機器の高電力に対応するには鉛バッテリーには役不足は否めません。
IEC62619を取得。小型船舶の船検合格リチウムバッテリーを目指します。
IEC62619取得には大きな費用と長い時間を要しましたが、小型船舶艇の船検に合格するリチウムバッテリーを目指し、これから課題をクリアしていこうと考えております。初めてのリチウムバッテリー搭載艇が、船検を合格するという前例作りに邁進します。