電源のリチウム化で音響に与える影響

Field Report

電源をリチウム化したら
「音の輪郭」が変わった

埼玉・カーオーディオ専門店EPICでの検証レポート — TRUIM取扱いのハイエンドシステムで確認した電源の重要性

先日、埼玉県志木市の株式会社Grove内にあるカーオーディオ専門店「EPIC」様にて、電源のリチウム化による音質変化の検証を行いました。
弊社の代理店であるトライム株式会社様の営業・石井様のデモカー(AUDI A4)に、EVOTECのクランキングバッテリーを搭載しての実施です。結果は、その場に居合わせたスタッフ・お客様全員が驚くものでした。

検証の経緯:ハイエンドシステムでの聴き比べ

石井様のデモカー(AUDI A4)には、Audison FORZAシリーズのパワーアンプとDSP(bit Play HD)を中心に、TRUIM取扱いのSAEC SUPRAケーブル、M&M DESIGN、KOJO TECHNOLOGYの製品を組み合わせた、まさにハイエンドと呼べるシステムが構築されています。

検証概要

搭載車両のバッテリーを鉛バッテリーからEVOTEC EV-85LN4L2(LN4-AMG80/12.8V・85Ah・CCA900A)に交換し、同じ楽曲・同じボリュームで聴き比べを実施。

電源だけでなく、システム全体の質にこだわり抜いた環境だからこそ、電源による違いがよりシビアに、そしてはっきりと現れたと考えられます。

▲ 検証時の様子(動画) 実際に鉛バッテリーとEVOTECリチウムバッテリーを聴き比べたときの反応をご覧いただけます。

荷室に搭載されたEVOTECリチウムバッテリーとAudisonサブウーファー

▲ 荷室に搭載されたEVOTEC EV-85LN4L2 右奥にAudisonサブウーファー、床面にはTRUIM・SAEC SUPRA・M&M DESIGN・KOJO TECHNOLOGYのロゴが並ぶハイエンドシステム。

Audison FORZAアンプとDSPを中心としたシステム構成

▲ Audison FORZAアンプ+DSP(bit Play HD)を中心としたシステム構成 これだけ作り込まれた電装環境だからこそ、電源の質の差がダイレクトに音へ現れる。

同じ楽曲・同じボリュームで再生した結果、その場にいたEPICのスタッフ・お客様全員が、想像以上の変化に驚かれていました。特に多く挙がった声が「音の輪郭がはっきりした」というものです。低音がぼやけず引き締まり、ボーカルや高音の輪郭がクリアになる。今まで聴こえていなかった音の粒立ちが分かるようになった、という感想もいただきました。

なぜ「電源」を変えるだけで音が変わるのか

カーオーディオの音質はスピーカーやヘッドユニット、配線といった機材面で語られることが多いですが、実は見落とされがちなのが電源そのものの質です。

① 内部抵抗の低さと電圧安定性

鉛バッテリーは、大音量再生時など瞬間的に大電流が必要になる場面で電圧が沈み込みやすく、この「電圧ドロップ」がアンプの出力を不安定にさせる要因になります。

リチウム(LiFePO4)バッテリーは内部抵抗が低く、大電流を要求された瞬間でも電圧の落ち込みが小さいのが特長です。これにより、アンプへ供給される電力が安定し、瞬発的な音の立ち上がり(トランジェント)が正確に再現されやすくなります。「輪郭がはっきりする」という体感は、この電圧安定性が音の立ち上がり・収まりを鈍らせないことによるものと考えられます。

② リップルノイズの少なさ

バッテリーの電圧が微細に揺らぐ「リップル」は、音の濁りや解像度の低下につながることがあります。リチウムバッテリーは化学的特性上、鉛バッテリーに比べて電圧変動が少なく、結果としてノイズフロアの低い、クリアな電源環境をアンプに供給できます。

💡
今回の検証から見えたこと アンプやスピーカーを変える前に、まず電源を見直す——という選択肢が、カーオーディオの新しい常識になるかもしれません。機材構成が高価であるほど、電源品質の差はより明確に現れます。

サイズはそのまま、中身だけリチウムへ

音質面だけでなく、鉛バッテリーからの置き換えは大幅な軽量化にもつながります。競技車両では取り回しの改善、一般車両では燃費への好影響も期待できる、副次的なメリットです。

EVOTEC EV-85LN4L2と鉛バッテリー(VARTA LN4)のサイズ比較

▲ EVOTEC EV-85LN4L2(左)と鉛バッテリー VARTA SILVER AGM DYNAMIC LN4(右) 外形寸法はほぼ同等。同じ搭載スペースのまま、中身だけをリチウムに置き換えられる。

85Ah 容量(EV-85LN4L2)
900A CCA(冷間始動電流)
12.8V 公称電圧
LN4 互換サイズ規格
評価項目 鉛バッテリー
(VARTA LN4)
EVOTEC
EV-85LN4L2
外形寸法(LN4規格) 基準 同等・そのまま搭載可
重量 重い 大幅に軽量
大電流時の電圧安定性 電圧ドロップが出やすい ◎ 沈み込みが小さい
リップルノイズ 出やすい 少ない
音の輪郭・立ち上がり ぼやけやすい はっきり出る

電源のリチウム化を検討する際のポイント

  • 搭載スペースとの互換性 — LN4など既存の鉛バッテリー規格サイズに対応した製品を選べば、加工なしで載せ替えが可能。
  • CCA(瞬間放電レート)の確認 — アンプが要求する瞬間的な大電流に耐えられるか、CCA値を基準に選定する。
  • システム全体の質とのバランス — 高価なアンプ・DSPを組んでいるシステムほど、電源品質の違いが結果に表れやすい。
  • BMS(保護回路)の信頼性 — 音楽再生時の急激な電流変動にも安定して対応できる製品を選ぶことが重要。

カーオーディオの電源も
容量・CCA・BMS品質で選んでください

EVOTECのLFPクランキングバッテリーは、カーオーディオ用途での大電流・音質要件にも対応できるよう設計しています。今回のような音質検証のご相談や、車両ごとの適合バッテリー選定も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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