LOTUS エキシージS(S3)V6 3.5L SC搭載 バッテリーの選択

弊社、EV-1260を12月初めにご購入頂いたお客様から、「LOTUSエキシージに取り付け、エンジン始動が出来なかった!!」とご連絡を受け、伺いました。

エキシージには取り付け例も幾つかあり、EV-1260よりも容量の小さいバッテリーの車両も幾つかあるのに?と思っていました。

何故か!?お車に出会ってしまえば、私がイメージしていたS1、S2の1.8Lエンジンでは無く、V6 3.5L SC搭載のS3だったのです。

エンジンが始動できなかった理由を考察してみました。

1)容量が大きい。純正バッテリーは、72Ah(20時間容率)容量的にもS1、S2の純正バッテリーよりも大きくなっています。

2)12月に入り気温低下に伴う、リチウム電池の電圧不足。

3)クランキングを繰り返し、弊社のバッテリーの過放電保護の安全装置が作動した。

そこで、昨日伺った際にもう一度、EV-1260を搭載してクランキングしてみました。

クランキングは出来ました。問題なくエンジン始動できました。

しかし、クランキング時の電圧を測定すると、はやり安全装置作動電圧の近くまで、電圧が降下します。

気温がもっと低下していて、リチウム特有の電圧降下を戻す儀式をせずに、クランキングを繰り返したら、おそらく始動できなかったでしょう。

このお客様は、ガレージに家庭用電源を備えていますので、メンテナー充電ができる環境下にはあります。しかし、純正バッテリーは2週間なにもしなかったら、バッテリーがあがってしまうらしいです。これでは、リチウムバッテリーの場合は、もっと早くあがってしまいます。

ましてや、過放電保護装置が付いていないリチウムバッテリーの場合は、リチウムバッテリーが故障してしまう可能性もございます。

鉛バッテリーもサルフェーションを受けやすい環境下とも言えます。メンテナー充電できない場合は、かなり早く鉛バッテリーは容量低下となってしまう事でしょう。

そこで、お客様が熟慮の結果で選択されたのが、EV-1260よりも容量の大きい、EV-12100でした。

お客様は、過放電保護装置が付いているバッテリーの重要性を1番に選択されました。

過放電でのバッテリーの故障はもったいないという判断からです。

重量は、純正11kgほど減量できます。

純正のバッテリーとは、幅(ほぼ一緒)・長さ(弊社リチウムの方が短い)とも近い寸法なので、直ぐに取り付け可能です。