長寿命の実証

4年間使用したEV-360の容量測定結果

4年間使用してきた弊社リチウムバッテリー。

SUZUKIのGSX1300Rに4年間の歳月装着されていた弊社リチウムバッテリー。(旧型)新型とはケースの違いで、中の電池等は変わっていない。その4年使ってきたバッテリーを交換する事になったとの事。

使用していて特に問題は感じていないが、鉛バッテリーの時は使えても1年半ぐらいだったとの事で、「いくらリチウムバッテリーと言えども、4年使用していたら、何時使えなくなるかわからないので、新EV-360に買い替える事になったとか………

そこで、「じゃどれくらい容量が残っているか測定しよう!!」という事で弊社に依頼がありました。

容量測定の結果は7.201Ahとなりました。このバッテリーの新品時の容量は7.500Ahです。4年間使用しての容量低下は0.299Ahでした。

この結果からバッテリーは、4年間使用していても容量低下がない新品状態でした。鉛バッテリー時は1年と少しで必ず使用できなくなっていた事から、オーナーもかなりびっくりした様子でした。

しかし、これはリチウムバッテリーの使用環境が良かった事も、容量低下をしていない要因に挙げられます。

1、充電電圧の管理において、14.6V以上にならず、過充電を起こしていない。

2、弊社CUTBOX(カットオフスイッチ)も併用しており、長期間乗らない時期の過放電を防いでいた。  

リチウムバッテリーは魔法のバッテリーではないですが、正しい使用方法、管理で長寿命は必ず実現します。

ご参考ください。

新モーターサイクル用バッテリー EV-360PLUS発売

今までのモーターサイクル用バッテリーは、バッテリーサイズから過放電を保護するBMS(基板)を装着する事が出来ませんでした。その事で、過放電させてしまった場合、電池を損傷させてしまい、バッテリー故障の起因となっていました。
基板サイズがここまで小さくなったことで、小型リチウムバッテリーにも過放電保護装置が装着できるようになりました。過放電保護機能の装着でのメリットは過放電でのバッテリーの故障を防ぐものになります。間違ってはいけない事は、電池は深く放電させればさせるほど、電池は劣化します。過放電保護装置で、過放電による瞬時の故障は避けれますが、電池には負荷をかけていますので、保護装置稼働電圧まで下げていない場合と比べると、電池の劣化は進むことになります。

過放電装置の解除は専用の充電器を使用する事になります。または、有料充電サービスをご用意します。充電器が無くてもご使用頂けます。

新しいLTO系リチウムバッテリーの可能性!!

LTO(チタン酸リチウム電池)について

リチウム電池と一言で言ってもいろいろ種類の電池があり、使用目的等で電池が選択されています。

それぞれのリチウム電池の特性を考えて、一番有効と思える電池と基板を組み合わせて、リチウムバッテリーは構成されています。

現在、多く使用されているリチウム電池の特性の長所を大きく上回り、また短所をカバーしている夢のような電池が、このLTO(チタン酸リチウム電池)リチウムになります。

どのような特性があるのでしょうか……….

今までのリチウム電池と比べても

長寿命(6000回の充放電)

安全性(過充電に耐える)

急速充電(数分で充電可能)

低温でも使用可能(-30℃でも使用可能)

高電流対応(高い電流値の出し入れが可能)

なんとも夢のような電池です。

こんな夢ような電池、デメットは無いのでしょうか????

やっぱり有るみたいです。

それは…………………………

価格(主流電池のkWhあたり2倍ほど)

エネルギー密度が低い(主流電池の半分から2/3)

LTO(チタン酸リチウム)の最適な用途は!!

LTOリチウムのメリット・デメリットを考察したうえで、最初に作ってみようと思ったのはバイク用のスターターバッテリーです。

メリットを考えると、DEEPサイクルのバッテリーに使用してみたいのですが、なにせエネルギー密度が低い!!こうなると、ディープサイクルバッテリーを作ってみると、かなり大きなバッテリーとなってしまいます。また高額にも……………………。

そこでこのEVOLTEC LTO500は、5個LTO電池を直列に使用。

バッテリー容量は2.9Ahと物凄く低くなってしまいますが、過充電は20Vまで対応。

例えば、古いバイクはジェネレーターが不安定!突然のジェネレーターパンクによる電圧の不制御状態での高電圧でも対応できるという事が、バイク用スターターバッテリーをこのLTOで作ってみた最大の理由です。

LTO始動性!!

2.9Ahでもこんなに簡単にクランキングします。